No.185 永井決勝ゴール
f0136083_1712987.jpg 後期第12節・流通経済大学戦は、栃木SCが天皇杯4回戦を戦うために延期となった試合。刈谷戦から中2日の強行スケジュールのため、主力の半分を休ませた。刈谷戦で3バックがうまく行かなかったので、4バックで臨んだ。GKは星。4バックは右から林、照井、遠藤、片野。ボランチは堀田と種倉、サイドハーフは右に北出、左に久保田。佐野と本田の2トップ。本田が下がり気味なので4・5・1の形だった。関東大学リーグ1部で初優勝を狙っている最中の流経大は、この試合に元栃木SCのFW難波やJ1に内定しているMF船山祐二らほぼベストメンバーで臨んできた。
  栃木は「前半はしっかり4バックを組んで簡単には崩させないようにして、後半に永井で勝負」(高橋監督)の狙いだった。立ち上がりから学生たちがパスをつなぎ、セカンドボールへの出足も良く、ボール保持は栃木を上回った。これに対して栃木は「ラインを下げてGKと連係し、裏のスペースに入られないようにした」(同)。加えて両サイドの北出と久保田が前への意識を高め、特に北出は前半だけで3度もゴール正面でヘディングシュートを放った。本田は15分のドリブルシュート、28分の林のパスから反転して放ったシュートが惜しかった。20分過ぎ、栃木にアクシデントが起きた。難波の突進を勇気あるダッシュで止めに行ったGK星が激突し、一度はプレー再開したが、右ひざじん帯を痛めており、25分に担架に乗ってピッチを去った。代わって第3GKの井野が残り 65分間、ゴールマウスを守った。
  後半は栃木が佐野や久保田のシュートで押し気味になった。60分には相手ゴールキックを照井がヘッドではね返したボールが佐野へのパスとなり、フィニッシュまで行った。63分、高橋監督は北出に代えて永井を「ドリブルでチャンスを作り、自分でも点を取って来い」と送り出した。永井は左サイドに構え、久保田は右に移った。永井のラッシュが始まった。ペナルティエリア内に果敢に仕掛け、相手ゴールを脅かした。83分、この試合のクライマックスが訪れた。右サイドから佐野につながり、佐野は相手DFを引きつけながら中央の永井に速いパス。フリーでいた永井は猛然とゴールに向かってドリブルし、武井(国学院栃木高出)がチャージに来たが、左足で渾身のシュートを放つと、ボールはゴール右奥のネットに突き刺さった。「中に行ってミスしていたので迷いかけていた時に、佐野さんからいいボールが来て、タテに行ってうまくいった。シュートのコースはよく覚えていません」。天皇杯エスパルス戦でゴールを決めて注目選手となった永井は、意外なことにこれが入団3年目でリーグ戦初ゴール。「勝ち試合での1点。うれしいです」と実感を込めた。描いていたプランが完結した高橋監督は「ロッソ戦勝利に次ぐナイスゲーム!」と相好を崩した。
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by tsc2007 | 2006-11-15 17:11
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