No.183 エスパルス戦 4
f0136083_17135139.jpg 試合後のインタビュー室で栃木・高橋監督は開口一番「いいピッチで、J1で戦っているエスパルスと公式試合ができたことをうれしく思う」と正直な感想を語った。「いつもより守備開始ラインを低くして、相手にボール回しをさせても決定打を作らせない作戦。前半はうまくいっていた。注意していたリスタートで分が悪かった。キッカーの精度の高さとゴール前の強さ。うちのDFも耐え切れなかった。そのあたりがJ1とJFLの違い」と淡々と振り返った。ポイントとなった左サイドに関しては「オーバーラップする市川を只木が牽制しながら、後半に体力が消耗したところで、スピードある永井で勝負に出た」と、茅島も投入した左サイド波状攻撃に手応え十分の様子。「選手は最後まであきらめないで頑張ったがJ1の壁は高くて厚く、破ることは難しかった。でもJを目指すチームとしてはいい経験ができた」として「この試合は我々に大きな力を与えてくれた。残り6試合に集中して上位に食い込み、来年勝負したい」とJ2昇格への決意で締めくくった。
  清水・長谷川健太監督は「勝ちに飢えていたしホームで負けられないので、勝ったことは収穫だが、4失点は反省しなければ」と苦い表情。失点については「栃木が捨て身でゴールを狙ってきた」ことにつけ加えて今季公式戦初出場のDF岩下の名を挙げ「青山が精神的・肉体的に疲れているところで出てこないとプラスにならない。足がつっていたのは分かっていたが、自分からダメと言うまでは代えるつもりはなかった。そこからやられてしまったが、岩下が成長してくれれば、この4失点は決してマイナスではない」とフル出場させた理由を語った。栃木については「最後まで一丸となって戦う姿勢が試合を分からなくした。ここまで苦しめられるとは思わなかった。栃木の頑張りは見習うべきだ」と言った後、「しっかりとプロの厳しさを相手に教えられなかったのは非常に残念」と、いら立ちまじりだった。
  清水にとっては20歳の岩下や22歳の矢島、20歳の岡崎、19歳の財津といった若手を試す試合でもあった。対する栃木はトップギア。その結果の4-6という数字をどうとらえるか。人それぞれだろうが、高く評価する人がほとんどだろう。私にも「エスパルスから4点も取ったのはすごいね」と誰もが言う。同感だ。ただ、私が残念なのは最後の失点シーン。FKで清水が栃木ゴール前に3人構えたのに対し栃木は4人しかいなかった。1人多ければOKとかマンツーマンだからとか疲労困ぱいだったとか、理由はあるにせよ、ゴール前に放り込まれるFKに(2カテゴリーの差を考えれば)人数が足りなかった。結果論ながら、これがなければ4-5の1点差。数字の意味は少し違っていた。この1点こそ、清水が栃木に示した「プロの厳しさ」ではなかったかと思う。
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by tsc2007 | 2006-11-10 17:13
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