No.177 アローズに敗戦
f0136083_17191064.jpg 後期第11節のアローズ北陸戦は、6週間ぶりのホーム公式戦だったので、ぜひとも勝ちたい試合だった。この間に天皇杯でヴェルディを破り、J2昇格間近のロッソ熊本にアウェーで勝って、翌週は天皇杯4回戦のJ1・清水エスパルス戦を控えたホーム戦だったのだ。結果は、ロスタイムに決勝点を浴びての敗戦。後期第6節・アルテ高崎戦と同じ悪夢が再び栃木県グリーンスタジアムを覆った。シュートは栃木18本、アローズ6本。CKは栃木7本、アローズ1本。ゴールを狙える直接FKも栃木の方が多かった。それでも1-2のスコア。サッカーの神様はよく浮気する。
  立ち上がりはアローズが攻め込んだ。10分間はアローズが9割以上のポゼッション。「相手がどう来るのか、しっかり読む時間」(高橋監督)だった。十分に相手の出方をうかがったからには先に失点してはいけなかったのだが、21分にアローズ上園の縦パスでライン裏に抜けた松下を高野が後ろから倒したとしてPKを取られてしまった。審判の判定は絶対だが、私にはなぜファウルなのかわからなかった。高野が触らなくても、松下は自分の勢いで転んだだろう。こんなプレーによって失点してしまった。神も仏もない。
  前半で同点に追いつくチャンスはあった。24分に高秀がペナルティエリア内でGKと激突した場面は、GKが両手で高秀の足をトリップしたように見えたがPKはもらえなかった。26分の左CKでは山崎のヘディングがクロスバーをたたいた。42分の山崎ヘッドから西川、43分の永井の左突進も惜しかった。
  後半の攻防は見ごたえがあった。力が拮抗したチーム同士のせめぎ合い。逃げるアローズ、追う栃木。こういう時こそ、ピッチ脇でカメラなんかのぞいていないで、ビール片手にスタンドから応援したいと思う。
  49分に久保田のパスから堀田が正面ミドルシュートを見舞った。栃木の攻撃は、たいてい堀田のパフォーマンスから始まる。52分の照井のヘッドはゴールネット上。57分と58分の永井の地をはうような強烈シュートはアローズGK藤川が横っ跳びでセーブした。62分にアローズは名ストッパー川前を入れて、ボランチの渡辺を右サイドバックに下げ、3バックから4バックにした。川前は「高さ対策」(草木監督)だった。すかさず63分、栃木はエースの吉田賢太郎を投入。5分後、左サイド深く吉田が粘り、高野がフォローして正面の堀田につないだ。堀田は「選択肢はシュートのみ!」と右足でミドルシュートを豪快に決めた。1-1になってからも吉田のジャンピングボレーや堀田のFKなどチャンスが続き、スタジアムは騒然。まさか、交代出場した伏兵のアローズFW小林が敵側のヒーローになろうとは、栃木側の誰一人として予想していなかっただろう。それは、ものの見事なカウンターアタックからの決勝点だった。
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by tsc2007 | 2006-11-01 12:18
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