No.170 ヴェルディ戦へ
f0136083_17304514.jpg 天皇杯3回戦(10月8日)で東京ヴェルディ1969と対戦する栃木SCの先週末の練習は非公開ということだったので、国立競技場のJ2第43節ヴェルディ対ヴィッセル神戸を観戦に行った。ヴェルディは4・4・2のフォーメーション。GK高木、4バックは左から石川、萩村、戸川、海本、2ボランチはゼ・ルイスと菅原(金澤が出場停止)、サイドは右に大橋、左にマルクスが開き、広山とシウバの2トップ。序盤、ヴェルディはパスミスを繰り返し、ドタバタ劇のようなサッカーだった。5分には萩村が横パスをインターセプトされて朴に決定的シュートを食らった。7分には神戸の左サイド攻撃からクロスボールの処理にもたついているうちに田中英雄に押し込まれて失点した。ここまでなら、栃木SCの戦いも有利にシミュレーションできる。
しかし、10分ごろからのヴェルディは違った。リズムをつかみ始め、結局は今季最多の5ゴールを決めた。得点者は広山、マルクス、戸川、シウバ、ゼ・ルイス。広山は左からのシウバのクロスを右足ダイレクトで合わせ、マルクスはシュートのGKはね返りをゴールライン外に倒れ込みながら右足でファーサイドネットに放り込んだ。戸川は大橋の右CKから味方をなぎ倒す勢いで強烈なヘディングシュート。シウバは正面のDF北本の壁を右足インフロントで巻いてゴール右隅に決めた。ゼ・ルイスは神戸の裏を突くカウンターから平本のパスを浮かせてDFをかわした。どのシュートも「さすがはヴェルディ!」。
ボランチのゼ・ルイスが左右の高い位置に合わせるロングフィードが再三、攻撃の起点になっていた。前の方では大橋が左右にうまく移動しながらスルーパスやワンタッチパスで決定機につなげていた。マルクスは一枚うわ手だし、広山やシウバに好パスが渡ったら危険極まりない。試合開始時点で神戸は優勝争いの主役の2位、ヴェルディはJ1復帰が絶望的な7位だったが、結果は順位とは裏腹の5-2の圧勝。今季、神戸に3連敗して、意地もあっただろう。しかし、この数字を見て「ヴェルディはやっぱり強い。栃木は勝てっこない」と諦めるのは早い。あくまでもJ2という土俵の上でのことだからだ。一発勝負の天皇杯は何が起こっても不思議ではない。栃木には、3回戦まで勝ち上がった実力と勢いと自信があるのだ。
会場の東京・味の素スタジアムには、オープニングゲームも含めて何度足を運んだことだろう。ヴェルディの応援で声を枯らしたスタジアムで、栃木SCがそのヴェルディに公式戦の真剣勝負を挑むことなど想像もしなかった。数年前、ヴェルディ対マリノスのマッチコミッサリーを務めた栃木SCフロントの石崎忠利さんとスタジアム内でばったり会って「栃木SCもこんな雰囲気の中でやらせたいね」「ぜひ実現させましょうよ」などと話したことを思い出した。
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by tsc2007 | 2006-10-04 17:30
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