No.167 やっと追加点
f0136083_17335993.jpg 国内最高のカップ戦、第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会が9月17日に開幕した。1回戦から出場の栃木県代表・栃木SCは、ホームの栃木県グリーンスタジアムで佐賀県代表の佐賀大学と対戦。3-0で勝って、9月23日の2回戦に駒を進めた。学生たちの奮闘に気後れしたようで「内容はあまり良くなかった」(高橋監督)が、終了間際に1点を追加して面目を保った。
  栃木は吉田の1トップに高秀と只木の2シャドー、右サイド北出、左サイド茅島。ボランチは堀田と種倉、3バックは山崎、遠藤、照井で、横山主将はベンチだった。GKは県予選決勝と同じく星が務めた。立ち上がりからペースを握る栃木は9分、右の北出から中の種倉、右の吉田がワンタッチでつなぎゴール正面の只木にパス。DFからフリーになっていた只木はイチ・ニ・サンでヘディングシュートを決めた。その後の30分間は「まったりしてしまった」(高橋監督)。36分、ボールを奪われた堀田が猛然と奪い返す意地を見せて、流れを引き戻した。37分には北出のシュートからビッグチャンスを作った。そして41 分、左サイドの茅島からのクロスをファーサイドの北出が折り返し、高秀がヘディングシュートしたがバーにはね返り、再び北出が中の高秀にパス。高秀は右脚でうまくコントロールして相手DFをかわし左足でネットに突き刺した。
  学生相手に楽勝かと思われたが、後半は「20分から攻撃的守備によって打開を狙った」(坂元康成監督)という佐賀大学の新戦法に遭い、サイドに追い込まれたりセカンドボールを拾われるなど、うまくゲームを運べない。交代出場の西川は、75分に右の高秀からの速いクロスにもう一歩、80分には吉田のパスを受けてGKを越すループシュートと、2度の決定機を逃した。トーナメントなので2-0で終わっても構わなかったのだが、カテゴリーが下の相手に後半の追加点なしではJFLの名がすたる(坂元監督は「大きな差は感じなかった」と言った)。ロスタイム。右サイドの只木が長いクロスを吉田に合わせた。「ファーストタッチが素晴らしかった」(只木)というトラップから吉田がゴールに向かい、出てきたGKをかわして右でフリーになって待ち構える佐野につないだ。佐野は誰もいないゴールに左足インサイドでシュート。やっと決まった3点目だが、3人の連係は見事だった。
  試合後のロッカールームでは、スペースを作れなかったことや、相手GKに簡単にボールを確保されていたこと、決めるべき時に決められないことなど、総じて「おまえら甘いゾ」とゲキが飛んだ。2回戦は埼玉県代表の尚美学園大学が相手。また大学生だ。甘く見てはいけない。クレバーな選手が多かった佐賀大学に大いに手こずったのだから。「3回戦でJ2・東京ヴェルディに勝とう」と言う前に、尚美学園大学にきっちり勝つことをまず祈らなければならない。
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by tsc2007 | 2006-09-20 17:33
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