No.162 高崎に逆転負け
f0136083_18222514.jpg 後期第6節のアルテ高崎戦は、ホームの栃木県グリーンスタジアムに4030人もの観客を迎えて行われた。午後5時のキックオフで、後半はナイター照明の下。気温は25度を下回っており、夏の宵にふさわしいサッカー観戦となった。栃木は前節のソニー仙台戦に大勝した余勢で連勝し、再び優勝レースに復帰する足がかりにしたい試合。今季2度目の監督交代に揺れる高崎は後期6戦を全敗中。大方は栃木の勝利を予想した。
  5分までに吉田と佐野がシュートを放ち、栃木がペースを握った。16分に左CKから西川のヘディングなどで最初のビッグチャンス。25分には堀田がマークをかわしてミドルシュート。28分には吉田が左から切れ込んでシュート。32分には右FKに山崎が頭で合わせたが決まらず。一方、「厳しいゲームになることは想定していた」(石川裕介コーチ)という高崎は、前半は守備意識を徹底した。栃木のピンチは35分と37分のリスタートの場面だけだった。特に 35分の左FKを身長186センチの元横浜FC・貞富にヘディングシュートされたシーンは、栃木GK原が横っ跳びの右手でボールを上に間一髪クリアした。
  前半の残り15分に足が重くなった栃木は後半、「茅島を入れて勝負に出た」(高橋監督)。茅島が左アウトサイドに入り、左の石川が右に回った。ハーフタイムでの監督の厳しい叱咤激励もあって、選手たちは本来の運動量を取り戻した。佐野や吉田のシュート、堀田のFKなど、チャンスが続いた。高崎も、バーをたたいた細貝のミドルシュートや原がかろうじて止めた浅野のドリブルシュートなどで応戦。大観衆のどよめきが緑のピッチを包んだ。
  栃木は65分、佐野がドリブルから高崎DF田尾をフェイントでかわして右足アウトでゴールに流し込み先制した。クラブがサタデーナイトフィーバーと銘打った夜に待望のゴールが生まれ、スタジアムは熱狂に揺れた。その後も吉田や茅島が惜しいシュートを放ち、ゲームは歓喜のクライマックスへと向かうはずだった。82分、貞富が栃木ゴール前のアタッカーにラストパス。トラップした浅野を後ろから遠藤が倒した。笛が鳴った。PK。しかも、遠藤に出されたカードの色は赤だった。PKキッカーは貞富。原は右に跳んだが、シュートはほぼ真ん中を射抜いた。仙台戦と同じような形だったが、原は惜しくもタッチできなかった。同点とされた栃木は、1人少ないリスクを負っても、勝ちに行かなければならなかった。ボクシングのラスト12ラウンド後半の打ち合いの様相となった。ロスタイム、貞富から小川につないだカウンターパスから浅野が持ち込んでシュート。悲鳴の中、決勝失点となるボールが栃木ゴールネットに転がった。
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by tsc2007 | 2006-08-29 12:22
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