No.157 失点得点の場面
f0136083_18254154.jpg 後期第5節は夢の島で横河武蔵野と対戦し、1-1で引き分けた。2連敗の後にアウェーで、順位が1つ上の横河から勝ち点1を取ってきたことは良かった。今季2度目の連敗のショックから立ち直るきっかけにしたい。
  栃木はシーズン途中に加入した元J2水戸ホーリーホックのFW金子剛が1トップで、吉田賢太郎と西川が2列目。左・種倉、右・只木、ボランチは堀田と久保田。この布陣に特段の理由はなく、佐野や石川が国体要員となったための若干の変更だ。横河は「前期0-4の大敗は我々にとって今季最悪の結果。あれで栃木に苦手意識を持ってしまった」(古矢武士監督)と、ホームながらまずはがっちり守りを固め、10番・田辺が展開役となってカウンターを狙った。栃木は金子にクサビを入れたり、吉田が下がり気味になって広いエリアを動き回ったりして、いつもと少し違うスタイルだった。いつもと同じなのは、ラストパスがなかなかつながらないことだった。
  23分に横河右CKから本多のヘディングシュートで先制点を許した。課題のリスタート失点だったが、悪い兆候はすでにあった。17分、横河の右クロスに原島がジャンピングボレーでシュートした場面もフリーだったし、失点直前には左CKの連続。キッカーの田辺はニアに入れると次はファーを狙って揺さぶりをかけた。そのCKをしのいでGK原が放ったゴールキック。中央で競ってこぼれたボールは完全フリーの横河MF原島に渡り、FW村山の決定機につながった。これで得たCK、田辺は今度はゴールほぼ正面に入れてきた。栃木のマーカーは2人いたが、本多はうまく前に出てフリーになった。田辺の精度の高さとボールコースの工夫で、栃木は手玉に取られた。
  その後、横河追加点の危機を防いだ栃木は42分、オウンゴールによって同点に追いついた。横河はFWを残してほぼ全員で守っていた。栃木は、左サイド深い位置に入り込んだ吉田がペナルティエリア角付近にいた只木にスルーパス。只木はゴール前の金子に浮き球で合わせた。金子はゴールを背にしたまま頭で右にコントロール。ボールはDFの間を割って走り込んだ只木の足元につながり、只木は左足を強振。ボールは本多の足の下をかすめ、スライディングカットを試みた上野の足に当たってゴールインした。相手守備陣が陣形を整えていた中での堂々の得点だ。ワンツーで決定機をモノにした只木は「シュートを狙いました。角度はなかったけど、打つしかないと思った」と、ちょっと強引でも打てば何かが起こることを身をもってアピールした。
  後半は、栃木が攻め込み、横河がカウンターアタックを仕掛ける展開となった。それが絵に描いたような攻防だったので、栃木と横河の決定的チャンスの数は同じくらいあった。夏の宵のスタンド観戦にはさぞ面白かっただろう。
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by tsc2007 | 2006-08-09 10:25
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