No.156 悲観していない
f0136083_18262774.jpg 上位陣がホンダとロッソを追って大混戦模様だったので、連敗は本当に痛い。しかし、終わったことを言っても始まらない。まずは悪い流れを断ち切って、夏場を踏ん張って、優勝争いについていかなければならない。チームもファンも、Jリーグ昇格を目指していることを常に忘れずにいたい。連敗すると暗くなりがちで、当コラムもトーンが下がったが、前回書いた「ビールもノドを通らない」というのは一つの言い回しであって、実際には敗戦当日の夜もビールで生き返って、次の横河武蔵野戦に向けて気持ちが高ぶった。
佐川急便大阪戦を多くの人は悲観的に見た。選手たち自身も下を向きがちだった。0-2の結果だから仕方がないが、私はそれほど悲観していない。足が重く、ボールが回らなかった戦いぶりを楽観するわけではないが、良い面を見ようとすれば、たくさんあった。J2湘南ベルマーレから加入した右サイドのスペシャリスト、北出勉が初先発したことは、この時期の好材料だ。貴重な戦力、大事をとって慎重なリハビリを続けてきた。「相手の11番(嶋田)がキーになっていたので、自由にさせないようにした」と守備意識を高めた45分間だったが、「ポジショニングをもっと良くして、前向きにいいサポートをしていきたい」と手応えをつかんだ。北出の登場を一番待ち望んでいた道都大時代の仲間、横山主将は「7年ぶりに一緒のスタメンだった。個人能力が高い選手。心強い」とうれしそうだった。
先発メンバーに左サイド・茅島の名を見た時、高橋監督が動いてきたな、と感じた。茅島は、負傷から復帰した後期は3戦連続で後半投入だった。「相手に読まれているので、最初から使った。体力的にも回復している」と高橋監督は前半から左を起点にした先制点狙い。茅島は「ボールを呼び込むことがうまくできなかった」と反省の弁だったが、明らかに過去3戦よりもプレーのキレは良くなっていた。後半に起用された西川は体力十分で4本のシュートを放った。左からのクロスを山崎が相手DFと競って落としたボールに反応した強烈な右足シュートが惜しかった。
同点、逆転を狙って前がかりになった栃木に対して、佐川はシュートチャンスを多くつくった。公式シュート数は栃木9本、佐川は倍の18本。御給はもう1点取ってもおかしくないくらい決定機があった。栃木のノーゴールは残念だったが、入らない時は入らないものだ。それよりも、佐川の3点目を防ぎ続けた守備陣の踏ん張りを忘れてはいけない。序盤の2失点から、きちんと立て直してきた。31歳の只木と堀田もフル出場で走り続けた。そのへんのところも、あまり悲観していない理由だ。選手個々がコンディションをもう少し上げることで、この日のような結末は回避できると思う。
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by tsc2007 | 2006-08-03 18:26
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