No.150 鳥取戦の勝利
f0136083_18303065.jpg 後期第2節は、栃木SCとSC鳥取がお互いに攻撃意識を高めて戦ったので、面白い展開のゲームとなった。栃木は吉田賢太郎が警告累積で出場停止なので、佐野が1トップを張った。2列目は西川と石川。石川は本来、左サイドだが、どのエリアでも戦える選手。前節の琉球戦で15試合ぶりに復帰し2試合目だ。サイドは右に只木、左に種倉。ボランチは堀田と久保田。横山主将が統率する3バックは右に照井、左に山崎。GKは全試合フル出場の原。鳥取は3バックを組んできた。2ボランチの3・4・3だが、栃木の1トップ・2シャドーを3トップと見れば同じようなシステム。サイド攻撃を基本にしている点でも同じだった。
  3分に早くも試合が動いた。システムとは関係ないFKからだった。鳥取FW堀が左足で栃木の壁の左隅上を狙って低いボールを落としてきた。原は反応したが届かなかった。その後しばらくは一進一退の攻防が続き、栃木はアタッカー陣を中心に相手ゴールに迫った。38分、久保田のオーバーラップからのクロスボールを石川が頭で押し込み同点。直後の鳥取MF田村のFKで肝を冷やしたが、1-1のまま前半を折り返した。
  後半には見どころがあった。63分に栃木は茅島を左サイドに投入。その直後にボールが茅島に回り、茅島はファーストタッチでクロスボールからCKを得た。右サイドの只木はマークが厳しいので、左サイドを起点に攻める戦術。入ってすぐの茅島を使ったところにチームの意図がよく表れていた。鳥取も65分、DF下松を入れて4バックを形成した。下松は左サイドバックに入り、4・4・2の布陣に変えた。下松はパワープレー要員としても攻撃参加したが、76分に栃木が高さのあるFW金子をトップに投入すると、すかさずマンツーマン態勢に入った。このあたりの両軍の駆け引きは面白かった。その下松が78分、栃木のパス回しに引きずられて、気付いた時には右サイドバックの位置で茅島と対峙していた。茅島は思い切り良く左足一閃。シュートは下松の右足の下を抜けて鳥取ゴールの右サイドネットに吸い込まれた。栃木が駆け引きに勝った瞬間だ。茅島投入から茅島ゴールまでの15分間は、ゾクゾクするような試合展開だった。J2レベルと言っても過言ではなかった。
  このまま終わっていれば2-1で栃木の順当勝ちだった。鳥取は前期対戦時から比べて1ランクアップしたチームになっていた。86分、FKから同点ゴールをねじ込んだ。これは鳥取のパターン。鳥取は今季11試合目の引き分けを目前にした。しかし粘り強さは栃木の方が上だった。後半ロスタイム、久保田が強烈に試合を決着したシーンは前回書いたとおり。感動の余韻はしばらく冷めそうにない。
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by tsc2007 | 2006-07-19 18:30
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