No.148 良く守り切った
f0136083_18313861.jpg (第147回続き)琉球戦最大のチャンスは32分すぎ、堀田の右CKを照井が高い打点でヘディングシュートした場面。近くにいた相手DFは小柄だったので高くて速いボールに対応できなかったが、照井には絶好の高さ。フリーでドンピシャリ! 琉球ゴールの左下を襲ったがGK野田がスーパーセービングした。堀田の精度、照井の高さ、野田の反応。ハイレベルなプレーが3つ続いた。直後に前半唯一のピンチがあった。カウンターからの左クロスボールに関が合わせたシーン。高野が関にぴったり体を寄せてシュートさせなかった。今季は出場機会が減った高野だが、ベテランならではの読みの良さを大事な所で発揮した。栃木には前半にもう1度、チャンスがあった。右CKからのルーズボールを種倉がロビング気味に浮かせると、ボールは突風に流されて琉球ゴールのクロスバー角付近に当たった。こんな形でもいいからゴールの内側に転がり込めば、「1点勝負だった」(琉球・与那城ジョージ監督)というこの試合をモノにできたかもしれない。種倉は40分過ぎ、相手との接触で右まぶたの上を6針縫うケガを負い、茅島と交代した。
  エンドが換わった後半は琉球もビッグチャンスを作った。53分に右サイドをDF仲里が突進してクロスボールを入れ、黒田がワンタッチで合わせたシュートは右ポストを直撃してはね返った。56分には藤吉の左隅への低いFKにGK原が反応した裏をブルノに詰められたが、栃木DF陣が間一髪クリアした。ピンチはこれだけだった。そのころには風も弱まってきた。琉球の選手たちはなぜか元気がなくなった。DF陣に対して黒田が必死に声をかけている姿が印象的だった。栃木には、まだ元気があった。60分過ぎには西川のキープから石川がシュート。「狙い過ぎ。力も入り過ぎた」という石川。15試合ぶりのピッチだ、仕方がない。決めていれば、その1発で栃木のファンに「石川裕之」の名前を思い出させることができたはずだし、試合も決まっていただろう。72分には右サイドの遠藤がファーサイドの茅島にクロスを合わせた。「1点取れば勝てる」という遠藤の意思が表れたサイド攻撃だった。「あのシュートが入っていれば…」というシーンが少なくとも栃木に3回、琉球に2回あったが、緊張感を保ったまま90分間の戦いを終了し、0-0で勝ち点1を分け合った。
  「守備は良く対応できていた。前期の対戦でかき回された関と藤吉は、横山と久保田でしっかり抑えることができた」(高橋監督)、「お互いに落ち着いて守れていた。栃木の両サイドの裏を突きたかったが、しっかりした守備によって、そうさせてもらえなかった」(与那城監督)。両チームとも、台風の影響を考えに入れて、守備意識を高めた戦いを貫いた。攻め合った以上に、良く守り切った。
[PR]
by tsc2007 | 2006-07-11 18:41
<< No.149 久保田の活躍 No.147 台風ものかは >>
栃木SCオフィシャルWebサイトへ