No.133 仙台戦の勝利
f0136083_2135678.jpg 前期第11節・ソニー仙台戦は、五月晴れの栃木県グリーンスタジアムで、気温26度とちょっと暑い中での試合となった。両チームとも3バック。栃木の1トップ・2シャドーを3FWと見れば同じ3トップ。似たような布陣で相対した。栃木はボランチ菊地が前節のアルテ高崎戦で右足首をねんざしたため、追加登録されたばかりの久保田が代役を務めた。まだ22歳(翌日23歳になった)の久保田は、この日の大きな収穫だった。サイドへの早い展開、堀田との連係、前に上がった時の攻撃姿勢。試合後、高橋監督は「合格点」と言い、本人も「コミュニケーションを取っていけばもっと良くなりますよ」と自信をつかんだようだ。栃木のファーストシュートも久保田だった。
  14分、試合の行方を左右する判定があった。相手DFが栃木のクロスボールをハンドした。ペナルティエリアの中だったが、判定はエリア外。もしPKになって栃木が先制していたら、この試合は栃木の圧勝になっていたと思う。ところがその7分後、逆に栃木GK原が相手アタッカーを転ばせた反則でPKを取られ、先制を許した。終了間際の西川の決着ゴールまで、焦燥感募る攻防が続くこととなった。
  先制された栃木は、攻撃時にはDF山崎や遠藤が前線に上がってパワープレーを仕掛けた。32分、ゴール左に切れ込んだ山崎が中にグラウンダーのパスを入れ、「いいポジションを取れた。触るだけのボールだった」とFW佐野が右足で押し込んだ。4日前に松本、3日前には横山に赤ちゃんが生まれたので、みんなで揺りかごパフォーマンスだ。盛り上がるなあ…。後半も、風上の栃木は重心を前に置いた。48分の左CKでは、ゴール前で信じられないくらいフリー状態となった山崎がヘディングシュートを外した。53分、今度は右CKをショートで只木につないだ。只木がゴール前に放り込み、吉田がヘディング。ボールはバーにはねて、落ちてきたところを吉田がバイシクルシュートし、遠藤もシュートを狙い…、ボールに先にタッチしたのは佐野。右足の裏で押し込んだ。今度はサポーター直下に走って揺りかごをやった。雰囲気は最高潮。
  ところが60分、仙台は左から本多が切れ込んでファーにクロス。木村がフリーでヘディングシュートを決めて同点だ。まだ時間は30分あり、栃木のペース。高秀、毛利、片野を投入し、足が止まってきた仙台を揺さぶる。前の選手たちの運動量も落ちなかった。これが最後の最後に効いた。89分、高秀からのパスを吉田がGKと競り合った。こぼれたところに西川が猛然とダッシュ。体ごとゴールの中に滑り込んだ。ピッチもスタンドも歓喜の渦となった。
3ゴールとも泥臭かった。チームの出来も今ひとつだったが、それもどこかに吹っ飛んだ。ホーム戦はこれでいい。今は何よりも勝ち点3が必要なのだ。
[PR]
by tsc2007 | 2006-05-24 12:03
<< No.134 高橋監督の涙 No.132 仕切り直しだ >>
栃木SCオフィシャルWebサイトへ