No.129 今季初黒星
f0136083_2162754.jpg 前期第8節のアウェー戦は佐川急便大阪に1-2で敗れ、今季初黒星を喫した。開始2分、栃木がFKとCKで攻め込んでいたが、相手クリアボールが中盤にいたFW成田への絶好のパスとなった。ドリブル突進から右サイドに開いたボールが、精度の高いクロスとなってゴール前フリーの岡田に渡り、ヘディングシュートで先制を許した。22分には、佐川・西原のドリブルをマークして止めたものの、ルーズボールを成田にゴール正面にパスされ、中野に狙いすまして蹴り込まれた。2失点ともGKの責任ではなく、その前の対応の甘さが原因だった。高橋監督は「ウチのミスにつけ込んで得点に結びつけた」と佐川の抜け目なさを指摘し「ウチは相手のミスにつけ込めなかった」と振り返った。
  そもそも、前半での2失点は大誤算だった。「DF経験者が多かったので失点を食らわずに出来るはずなのに」と高橋監督。照井が左脚負傷で2試合目の欠場だったため、この日の3バックは右・横山、中・山崎、左・高野。ボランチは堀田と菊地、アウトサイドは右に遠藤、左に中川という配置。左で2試合目先発の中川は、攻撃意識が高いのは良かったが、後ろの高野(今季初先発)との連係はどうだったろう。他チームと同様、佐川も「栃木の3バックのサイドが空くところを狙っていた」(中口監督)。高橋監督は「そこを使われても仕方がない」と、システム上のリスクとして割り切っている。だから、ドリブルで持ち込まれた際のボランチの対応、クロスボールを入れられた時のゴール前の対応といった部分が問題になる。
  佐川の戦い方はシンプルだった。両サイドバックがほとんど攻撃参加しなかった。4バックのチームでは今どき珍しい。「ウチは守備から入っている」と中口監督は守りのバランスを重視し「栃木の攻撃は強くて速い。まずは前線の仕掛けにしっかり対応すること」を申し合わせていた。その分、オフェンスでは右の中野、左の西原に成田や岡村が絡んで、少ない人数でかき回してきた。「(佐川は)前節ホンダに勝った自信と、ホームということもあり、気持ちが一つ上回っていた」と高橋監督は唇をかんだ。38分に高秀を入れ、攻撃時には4トップで猛攻に転じたが、栃木がペースを握ったのは後半30分ごろから。山崎が押し込んで1点を返したが、反撃もここまでだった。
会場の鶴見緑地球技場のピッチはデコボコで、雑草と盛り砂まじりの劣悪なコンディション。中2日で試合に臨んだ双方の選手たちが気の毒だ。長居スタジアムで戦ってきた佐川もびっくりだったろう。とりわけ栃木の吉田、堀田、中川、毛利らテクニシャンたちには過酷な条件だった。あそこまでひどいと結果にも影響する。前期に予定されたあと2試合の鶴見緑地会場は変更されている。変更理由は知らないが、この試合も会場を変えて再試合してほしいなあ。
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by tsc2007 | 2006-05-06 21:06
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