No.210 横河武蔵野に2-0快勝
f0136083_20322837.jpg  前期の正念場「5月決戦」に入り最初の横河武蔵野戦は、今季最高のゲームで2-0と快勝。勝ち点17で並び得失点差1で上を行く横河とのアウェーの局地戦を制し4位に上がった。岐阜戦から中3日。栃木は吉田賢太郎と横山聡の2トップ、右・高秀、左・石川のサイドハーフ、堀田と山田のダブルボランチ、4バックは右から北出、谷池、今季初出場の山崎、高野、GK原の4・4・2。栃木は序盤から前線のプレスを厳しく行った。「横河はロングボールを蹴ってくるチーム。蹴らすと相手のリズムになるので、賢太郎とプレッシャーをかけた」と、出場停止明けの横山聡はエネルギッシュに相手DFに挑んだ。中盤やサイドでも栃木はプレッシャーを強めたので、横河は態勢を整えられない。
  この状況に追い討ちをかけるプレーが15分に生まれた。堀田からパスを受けた北出が右寄りの約30m付近で右足一閃。意表を突くミドルシュートはゴール右隅に吸い込まれた。高橋監督が「チームに勢いをつけた」と評した先制点。北出は「監督からシュートを積極的に打てと言われていた。ミドルシュートを打つことで相手4バックを前に出させたかった」というJFL初ゴールだ。これで横河のバックラインは前のスペースを意識して上がり気味になり、裏のスペースが栃木アタッカー陣の狙い目になった。28分に山田が横山に通した縦パスにもその意図があった。
  後半早々の48分、この日の栃木スピリットを象徴するシーンから追加点が決まった。栃木の右サイド深いところから横河DFが大きくクリアしたボールが自陣左サイドの高野に向かった。その時、右にいた石川が鋭いフリーランで左サイドにポジションを移した。高野は石川にフィード。石川は中の堀田にパスし、すかさず堀田が縦のスルーパスを横山に通した。裏のスペースに抜けた横山がシュート。相手GKの脚に当たったボールが横山の正面にはね返った。GKもDFも倒れていたので、ゴールマウス前フリーの横山はにっこり笑って頭で押し込んだ。一連の流れの中で、石川の動きが効いていた。両手で胸をたたく「ゴリダンス」で喜ぶ横山に賢太郎が抱きついた。
  横河の最も危険な男、FW大多和が61分に2枚目のイエローカードを受けて退場し、栃木の勝利は揺るぎないものとなった。横河は池上が左右から何度もクロスボールを狙ったが北出と高野がその球際をつぶした。試合終了後、北出は自身の先制点よりも「0点に抑えたことの方が重要」と言った。前夜、宿舎となった新宿のホテルで、選手だけのミーティングが設けられたという。「岐阜戦の負けから何を学ぶか」「もっとDFラインを上に保つにはどうしたらいいのか」「相手ロングボールをDFがはね返したらボランチが拾って、うまく散らそう」「引く時と行く時をはっきりさせよう」。このような話し合いがあったそうだ。「選手それぞれの良さが出た」(高橋監督)という横河戦での選手たちの動きには、このミーティングが反映されていたのだろう。
  山下と小林を温存し、西川も約10分間のファイトだった。中2日となるホーム足利での3位・ロッソ熊本戦も、横河戦のような厳しいプレス、素早い出足、シュートの積極性、球際の執念、選手間のコミュニケーションがあれば、1週間前の岐阜戦の屈辱を晴らす試合が期待できる。
  
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by tsc2007 | 2007-05-07 20:43
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