No.213 佐川急便にも敗れる
f0136083_1550323.jpg  前期第12節の首位・佐川急便戦は、これまでの4バック(4・5・1)から3バック(3・6・1)にシステム変更して臨んだ。3バックは今季3度目だが、最初から敷いたのは初めて。上位との5連戦を1勝2分け2敗とつまずき、ホーム足利で連敗しているので、「何かを変えなければ」という意識がチーム内にもあり、その一つとしてシステムをいじってきた。昨季途中まで3バックが基本だったので、外から見た目に違和感はない。ベテランボランチの種倉を初先発させたのも中盤のバランスを重視した一石だったろう。前節のYKK AP戦で結果を残した右・小林、左・片野をアウトサイドで先発起用した。
  「前に人数をかけて、攻撃的に行く狙いだった」(高橋監督)。山下の1トップ、横山聡と西川の2シャドーはどんな相手にも脅威だろうし、谷池を真ん中にした山崎と照井の3ストッパーは、御給や中村のような強力ストライカーにも対応できるはずだった。「いい守備からいい攻撃をするプラン」(同)だったが、チーム全体がアグレッシブに躍動する佐川急便の前に苦戦を強いられることとなった。
  2分に堀田がミドルで初シュート。直後に佐川・堀のシュートを照井がブロックし、緊張した雰囲気の中でゲームは始まった。12分に堀田が起点となってつなぎ横山がシュートした場面は惜しかった。21分に山下と横山のコンビネーションから片野がライン裏に抜けたがオフサイドでチャンスを逃した1分後、佐川は山根がボール奪取して右の中村に開き、クロスボールを御給がどんぴしゃりのヘディングシュートで先制した。サポーターが応援幕で掲げる「獲られたら獲り返せ」の気迫は、例えば25分にDF山崎がドリブルで前線に進出したプレーに感じられたが、高橋監督が「相手は中盤の構成が良く、DFもバランスが取れていた」と振り返ったように、ゲームは佐川が支配していた。
  58分に高秀を右サイド、68分に金子を前線、79分には茅島を左サイドに投入して反撃に出たが、生命線のサイドでは1対2の数的不利が目立ち、決定機はロスタイムに入ってからの左クロス2本にとどまった。0-1の敗戦。ホームで3連敗。優勝に黄信号が点滅する3敗目。つないでフィニッシュの形に挑むプレーなど、前回書いた「危機的状態」からは、少し光が見える試合内容ではあった。しかし、つまずきの始まりとなったアローズ北陸戦(1-1)からの上位6連戦の「1勝2分け3敗」という結果は深刻だ。佐川急便・FC岐阜・ロッソ熊本の3強が抜け出し、3位ロッソとの差は勝ち点6(2勝分)に開いた。次は古豪のホンダ戦。7位・ホンダは不調と言われながら勝ち点19で、21の5位・栃木は1試合でひっくり返る。
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by tsc2007 | 2007-05-22 15:50
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