栃木SCふぁん!No.241 アビスパ戦0-4で天皇杯敗退
f0136083_14585967.jpg  天皇杯3回戦は博多の森でJ2のアビスパ福岡と対戦した。負傷で戦線離脱のボランチ堀田に加えて、センターバックの照井が前試合の退場処分で出場停止、FW上野は体調不良で帯同しなかった。栃木は地元・福岡出身の山下が先発フル出場。小原との2トップでスタートした。福岡は3日後に大事な京都戦を控えていたがベストメンバーの4・4・2だった。栃木は臆することなく、序盤から積極的に攻め込んだ。左の小林、右の只木やボランチに入った久保田らが前への姿勢を表し、山下のポストプレーをからめて福岡ゴールに迫った。19分には山下が芸術的なトウキックでループ気味に枠をとらえた。山下は守備面でも、前線からのプレスに加えて、自陣ゴール近くまで下がって相手のチャンスを消す労力を惜しまなかった。福岡・リトバルスキー監督が「スペースを埋めてチームとしてとてもコンパクトに守っていた」と栃木の守備の印象を語ったとおり、栃木は柱谷監督がチームに植え付けているリトリート(相手ボールの時に下がって陣形を再構築すること)の意識が高く、前半は効果的だった。
  31分にはリンコンにクロスバー直撃のシュートを浴びたり、右サイド田中のタテへの動きに息をのむシーンが続いたが、栃木は体を張った守備で防いだ。ところが前半ロスタイム、エアポケットに入ったかのように栃木の選手たちの足が止まった瞬間があり、福岡左サイドをドリブルで運ばれた。対面するはずの只木は前のプレーの流れで中にいて、栃木右サイドが甘くなっていたスキを突かれた。久永とのパス交換からアレックスが左足ヒールで押し込んで福岡が先制した。ほぼ互角にゲームを運んでいた栃木にとって、痛過ぎる失点だ。
  柱谷監督は後半アタマから左サイドに深澤を起用。「1点取りに行けば流れはこっちに来る」と反撃に出たが、一枚上の福岡は田中や城後、山形らが連係したポゼッションで深澤に仕事をさせなかった。53分に山下が右に抜けてチャンスとなったがつぶされ、クリアボールを中央で片野が拾ったが奪われ、そこに山崎が行ったがかわされて、何とリンコンの独走ドリブルとなってしまった。ミドルでゴール右隅に決められ2失点目。55分には栃木右サイドに永井が投入された。3か月ぶりのピッチとなった永井は、一対一から強引に仕掛けて持ち味を出した。DFのチェッコリや宮本は、そのダイナミックな突破を予想もしていなかったろう。60分、永井がドリブル突進からシュートした直後、久永の左クロスをリンコンがヘディングで合わせて3点目。これで勝負はあった。76分には交代出場したばかりの林に4点目を決められた。
  前半よかった栃木は、勝負に出た後半にほとんど形がつくれなかった。この後半こそが、J2との力の差を物語る現実だった。84分に永井が右から放った低くて強烈なシュートが唯一の決定機。これは福岡GK神山が横っ跳びで防いだ。結局0-4の大敗で、今年の天皇杯は敗退した。試合後、柱谷監督は「かけつけてくれた多くのサポーターにいい結果を見せられず残念。もう何試合かやりたかった」ともどかしそう。山下は「くやしい。前半にチャンスがあったのを決めていれば…。0-0で折り返していたらどうなっていたか分からなかった。たら・ればですけど」と硬い表情のままだった。
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by tsc2007 | 2007-10-09 14:59
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