栃木SCふぁん!No.251 8位終戦
f0136083_12562118.jpg  今季最終節は16位のFC刈谷が相手。シーズン終盤のベストメンバーといえるGK原、4バックは片野、谷池、山崎、石川、ボランチは米田(めた)と久保田、右サイドに高安、左サイドに小林、2トップは上野と横山聡の先発だった。ゲームは序盤からホームの栃木が支配的だった。特に高安の突破、小林と石川の連携によって、両サイドから相手を揺さぶった。刈谷は守備に重点を置いていたようだが、ボールサイドに寄り過ぎるきらいがあり、サイド攻撃を意識した栃木にとってゴールは時間の問題に見えた。パスも良く回り、サトシや上野、小林らが果敢にシュートを狙った。
  31分、小林が左に上がった石川に開き、石川はゴールライン際からゴール正面に精度の高いクロスボールを入れた。サトシがダイレクトでシュート。GKがこぼしたところにサトシが自ら詰めて先制した。44分には右サイドで片野からパスを受けた高安が一発でDFを抜いてエリア内へ。グラウンダーのパスをゴール前に通し、ファーで待ち受けていたサトシが右足で合わせて追加点。2点ともゴール前でなぜかフリーだったサトシは、昨季の吉田賢太郎に並ぶ12ゴールでチーム最多得点。2点目の時に、高安はパスを出す瞬間、ニアのゴール枠を狙ってシュートするような顔の動きを見せた。これに相手DFがつられ、パスコースが空いたように見えた。キックフェイントでも、ノールックパスでもない、ルックフェイントのような微妙なパフォーマンス。後で高安と話す機会があったら確かめてみたいが、高安はスピードだけではない、すごいテクニックを持った選手かもしれない。
  後半も栃木の攻勢が続き、追加点がほしかった。J2昇格の夢が断たれたにもかかわらず、スタジアムは6387人もの観客・サポーターで盛り上がっており、3点目を入れて快勝すれば、みんなの胸にわだかまっていた何かが吹っ切れる…そんな雰囲気だった。ところが76分、刈谷の右サイドから岡戸が強引に入れたクロスボールに栃木DF陣が反応できず、篠川にスライディングで押し込まれてしまった。試合後、柱谷監督もなげいていたが、この失点はいただけない。アーリー気味のボールがいつ来てもいいようにアラート(集中して準備)していれば、誰かがクリアできたボールだ。栃木は結局29失点で「リーグナンバー1の堅守」ということになったが、それでも8位で終わったのは、このような失点によっていくつもの勝ち点を失ってしまったからだ。
  試合は2-1で栃木の勝利。良かった。サポーターたちも、この勝利を温かく祝福してくれた。2ゴールのサトシは、試合後のヒーローインタビューで涙を流しながら「メンバー全員、サポーター全員で取ったゴールです」と言った。ほとんどの選手の目に熱いものがあった。サポーターの中にもスタッフの中にも泣いている姿があった。そのへんのところは次回に。ミスター栃木SC・只木のことや今年一年のこと、観客動員新記録、チーム編成、そして「決定力不足なんかじゃなかったんだよ」といったこと……。いろいろ書き足りないことがある。シーズンは終わってしまったが、もし読んでいただけるなら、当コラムの今シーズンはもう少し続けようかと思う。
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by tsc2007 | 2007-12-04 12:57
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