2006年 04月 28日 ( 1 )
No.126 鳥取の友人
f0136083_218133.jpg 1-1の引き分けに終わった前期第6節。鳥取の選手たちが試合前夜、「栃木に勝って(次節の)アローズ北陸戦に勢いをつけよう」と話していたのを私はある所で偶然耳にした。その話はまず置くとして、鳥取県は私にとって特別な所だ。大学時代の親しい友人が、砂丘長芋で有名な県中央部の大栄町(合併して現・北栄町)で長芋やスイカの生産農家を継いでおり、ここ25年ほど毎年、鳥取直送の味を享受しているからだ。友人は昨年の正月、娘3人をディズニーランドで遊ばせるために一家5人で関東に来たついでに栃木県にも足を延ばしてくれた。宇都宮で焼き肉をつつきながら、サッカー取材で鳥取に行った際には会う約束をしていたのだ。
  前日の昼過ぎ鳥取空港に到着すると、友人が出迎えてくれた。彼の運転する四駆で鳥取砂丘に行き、焼きはたはた寿司をつまみながら砂の山を散策。その後、白兎海岸の高波を見てから山間地に入り、今年開山1300年で世界遺産登録を目指す三徳山三佛寺の国宝・投入(なげいれ)堂を遠望した。途中、三朝(みささ)温泉郷を走りながら友人は「鳥取県西部地震(平成12年)があったけ。あれ以来、三朝も皆生(かいけ)温泉も客が少のうなった」と言った。投入堂が観光PRに一役買う期待を語り合った。大栄町はスイカも産地。大玉で甘くてみずみずしい。高品種のナゾは「かんぴょう」と知って、かんぴょう生産日本一・栃木県の人間としてはちょっと驚きだ。ユウガオの芽にスイカを差し芽するという。「かんぴょう(ユウガオ)は種を取るために育てるけん、夏過ぎると熟したかんぴょうが畑にゴロゴロしとるよ」。
  25年前に訪れた時、名峰・大山を望む広々とした農地と防風林しかなかった彼の地には、新しい道や「道の駅」ができ、アニメ作家の出身地にちなんで「コナン通り」もできた。スイカのビニールハウスで一仕事。この時期、農家は猫の手も借りたい忙しさなのだ。それなのに、一家そろって隣町・赤碕の割烹で、この上なく新鮮な刺し身や鯛めしでもてなしてくれた。再会の喜びを満喫し、JR山陰本線で鳥取市に戻ったのは夜10時前。ホテルにチェックインし、大浴場の湯に身をゆだねた時、冒頭のSC鳥取選手たちの話を聞くことになった。サウナでDFの某選手と一対一になった。取材の者であることを告げ、サッカーの話を数分間。汗だくの素っ裸同士、翌日の健闘を誓い合って(?)握手した。その彼は、試合ではセンターバックとして栃木に非常にやっかいな存在となった。
  ピッチ外のエピソードは、書き始めたらキリがない。鳥取市職人町の喫茶店では、マスターと1時間以上もSC鳥取の話をした。出雲そばの有名店で食べた割り子そば、大栄町の隣・倉吉市の「桜ずもう」に招待された大関・琴欧州(行きも帰りも同じ便)、鳥取駅でばったり会った栃木サポーター…。ひとつ書き忘れていた。鳥取の友人は地元高校時代、センターフォワードだった!
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by tsc2007 | 2006-04-28 21:08
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