2006年 05月 08日 ( 1 )
No.130 横河に快勝
f0136083_2155133.jpg 前期第9節の足利市での横河武蔵野戦は、今季最初の正念場だった。前節に佐川急便大阪に敗れて今季初黒星。ホンダに勝って意気上がる佐川大阪(栃木とアローズ北陸も連破し上位に3連勝)がバランス重視で試合を支配したことが要因だったと思うが、栃木側としてはDF照井やMF只木ら故障者が多く、高橋監督が言い続けている「選手層の厚さ」が試される場面になっていた。
  横河戦のポイントは2つあった。1つ目は3バックの右に、本来の専門家の遠藤を起用したこと。遠藤は、照井の加入によって右アウトサイドに上がった位置での交代起用が増えていたが、やはりこの人がバックラインにいると安心できる。中の横山、左の山崎とのコンビネーションも良かった。2つ目はボランチ菊地の位置。栃木のようなドイス(2人)ボランチの場合、守備役と攻撃役を申し合わせておく場合が多いが、この日の菊地は攻撃役だった。「僕は守備に専念し、菊地とは横よりも縦の関係になったことで中盤がうまく機能したと思う。菊地は前でやるのが好きそうだし」(ボランチ堀田)。菊地も「もともとトップ下なので、前はやりやすい。自信がつきました」と、出場6試合目で周囲とかみ合い始めたことに手応えをつかんだ。
  3バックと中盤の底がうまく行ったことで、いつもに比べてパスのつながりが良く、ポゼッション(ボール保持)とビルドアップ(攻撃の組み立て)がスムーズだった。先制点は24分、左の中川からパスを受けた西川が相手GKのダッシュをかわして蹴り込んだ。51分には、左サイド角度のない所からのFKを「触れば入るような、ゴールに向かうボール」で堀田が直接決めた。横河・古矢武士監督に「あのゴールで試合は決まった」と言わしめた大きな追加点。さらに 62分、山崎のパスから左を突破したFW佐野が強烈な左足シュート。GKが弾いたこぼれ球がファーに詰めていた吉田の前に転がり、吉田はフリーで決めて3点目。69分には、佐野の右からのパスを西川がスルーし、交代出場の片野がダイレクトで決めた。片野は今季初出場でJFL初ゴール。「今シーズンは出遅れていたので、やってやろうと思っていた。流れがいい中に入れて、結果が出せて最高!」。2シーズン目の片野は、自身の新たな出発点と感じた。
  今季最多の4ゴール。流れから見ればあと2点は欲しかったが、無失点だったことはそれ以上に評価できる。横河はエース小林が出場停止で、全体的に動きも連係も悪かった。古矢監督も「後半30分くらいから、次のゲームのことを考えた」と白旗を掲げた。横河の不調を念頭に入れるべきだろうが、「ケガ人が多い中で選手層の厚さがモノを言った」(高橋監督)ことは事実。ただし、正念場の試合を快勝した今こそ、これ以上のケガ人が出ないような態勢を再確認し、選手層の厚さを保ってほしい。強豪との連戦はこれからなのだ。
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by tsc2007 | 2006-05-08 21:05
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