2006年 09月 01日 ( 1 )
No.164 子供たちへ
f0136083_1736164.jpg アルテ高崎戦を観戦した子供たちへ

  8月26日には、栃木SCを応援に来てくれて、ありがとう。いつも栃木SCの試合を取材しているおじさん(私)は、スタンドにたくさんのキミたち小学生がいるのを見て、とてもうれしかったよ。
  試合は、キミたちの元気な応援にもかかわらず、負けてしまったね。90分間の試合の中で、65分にフォワードの佐野選手が先制点を決めてリードしたのに、84分とロスタイムに点を取られて逆転負け。タイムアップの笛が鳴った時、きっとキミたちはがっかりしたことだろう。「なあんだ、栃木SCって弱いんだ」と思った子もいたかもしれないね。
  でも、試合を見ていて感じなかったかい? 栃木SCの方がよく攻めていたってこと。エースの吉田賢太郎や佐野や西川がどんどんシュートを打って、只木や石川、堀田や種倉がチャンスを作っていた。横山主将と山崎と遠藤の3人(スリーバックと言うんだよ)は相手の攻撃を止めて、ゴールキーパーの原がピンチを何度も防いだよね。後半入った茅島や金子も頑張ったし、遠藤が退場になってからは高野が代わりをつとめたんだ。高崎の選手たちに負けず、栃木SCの選手たちもよく走っていたよね。
  PKを取られた遠藤は体を張ってチームのピンチを防ごうとしたんだ。レッドカードを出されたのを見て、キミはどう思った? おじさんはね、一番危険な場所に一番先に戻った遠藤に、心の中で拍手したよ。逆転されたのは、栃木SCの選手たちが、何としてもキミたちに勝利をプレゼントしたくて、1点を取りにみんなで前に出ていって、その裏を突かれてしまった結果なんだ。
  キミたちが声援をおくったあの選手たち、緑の芝生の上で繰り広げられたあの試合、ひとつひとつのプレー、一緒に応援した大勢の人々。二度と同じことはないよ。Jリーグに上がる前の栃木SCを見ることができたことも、とても貴重なことなんだ。難しい言葉で「かけがえのない」と言うんだけど、かけがえのない90分間をキミたちは目撃したんだ。キミたちのクラスのみんなが、雨が降っても風が吹いても、学校に毎日集まってくるよね。それも、今をおいては二度とない、ものすごくかけがえのないことなんだよ。
  おじさんは学校の先生ではないから、キミたちに何も教えられないけど、栃木SCの選手たちが見せてくれたような「思うように行かないこともあること」、それでも「目的に向かって頑張ること」「最後まであきらめないこと」「仲間と力を合わせること」の大切さを分かってもらいたいんだ。観戦を終えて帰っていくキミたちの後ろ姿を見ながら、おじさんはそう思ったよ。
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by tsc2007 | 2006-09-01 17:36
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