2006年 10月 13日 ( 1 )
No.174 ヴェルディ戦4
f0136083_17273357.jpg 後半、私は栃木陣内タッチラインの外(カメラマンライン)でカメラを構えていた。栃木のディフェンスラインが横から良く見えた。いつも3人のところ、4人が並んで上下動を繰り返していた。ヴェルディの攻撃の時にはボランチの堀田や山田、種倉や永井がラインに入って厚みをもたせた。ヴェルディアタッカー陣のハイレベルな組み立てと、迎え撃つ栃木守備陣の必死の守り。肝を冷やしながらも、栃木イレブンの集中した顔を見るのはとても楽しかった。
  ラインを統率したセンターバックの横山主将は、ヴェルディの強力攻撃陣を0点に抑えたことが誰よりもうれしかっただろう。「試合までに時間があり、4バックへの共通理解ができていた。ラインを下げてパス回しさせて最後の所で頑張る(止める)というやり方だった。それを集中してできた」と振り返った。「1-0という最高の形でJのチームに勝てたことは自信になった。中断していたJFLでも、次のホンダ戦に向けて自分たちのオプションが増えた」と、今後につながる貴重な一戦となった。同じくストッパーを務め、試合終了後には一番先に感激の涙を流した山崎は「4バックに不安はあったが、周りに経験豊富な選手が多いので、うまくはまったかな、という感じ」と、終盤の猛攻を防いだ感触を心に焼き付けているようだった。
  堀田が86分に脚をつらせて途中交代したことは、いかに激戦だったかを物語る。昨シーズンから全試合フル出場の鉄人なのだ。「ホント、きつかったぁ。ボールは動くし相手も動くし、JFLとは違う回され方。脚がつったのは初めて。キーマンのマルクスを意識した。運動量があるわけではないがフリーになるのがうまかった。大橋もうまくつかまえられなかったが、そんなに仕事をさせなかった」と手応えは十分だった。高秀は胸を張っていい。「ヴェルディは格上だから、僕たちは挑戦者だった。ビデオでDFの動きを見て、縦に仕掛けてもイケるな、と感じていた。自分のスピードは通用したと思う。えっ?高橋監督が50 メートル5秒7と言ったんですか? 本当は5秒8なんですけど…」。
  決勝点を挙げてヒーローになったJ1経験者の吉田賢太郎は「CKは数少ないチャンスなので大切にしようと練習を積んできた。あそこでいいにおいがしていて、こぼれ球を押し込むだけだった。向こうはすごいシュートがポストに当たったりして、サッカーってこういうものなのかな、と思った。相手が格上でも、サッカーにおいてはやれるんだ、と。この勝利で栃木の人たちが(栃木SCに)興味を持ってくれればいいなと思います」と笑顔で語った。そして、ヴェルディに1点も与えなかったGK原は「風も難しく苦しかったけど、みんな伸び伸びとゲームを楽しめた。チームは一丸となっていた。ウチが力を出し切れば、どんな相手とも勝負できるんですよね」と、実感をこめて言った。
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by tsc2007 | 2006-10-13 17:27
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