2006年 11月 09日 ( 1 )
No.182 エスパルス戦 3
f0136083_17144659.jpg 後半開始1分で栃木・吉田、清水・矢島のヘディングシュートがあり、10分もすると清水が攻撃の圧力を強めてきた。55分にはマルキーニョスがゴール前で粘り、シュートは山崎がブロック。58分には吉田が右から決定的シュート。「GKのワキの下を狙ったけど足の踏み込みが足りずに浮いてしまった」(吉田)とGK正面へ。その1分後、ついに均衡が破れた。清水の右CK、藤本のニアへのボールを中から抜けてフリーになった矢島がヘディングで合わせた。
  格上を相手にした栃木にとっては痛い失点。ここで高橋監督は西川に代えて左サイドに売り出し中の永井を投入した。永井がドリブルからロングシュートを見舞った直後の68分、マルキーニョスのパスを藤本が蹴り込んで0-2。形勢は清水勝利へと大きく傾いた。ゴールラッシュが始まった。72分にマルキーニョスが山崎を正面にして右足でゴール右上にコントロールし0-3。ここで栃木はDF照井に代えてFW佐野を入れ、3バックに変更した。現在の常識的サッカーとは少し違って、栃木の場合は「守備的4バック・攻撃的3バック」が目安。つまり栃木は攻撃モードに切り換えたということだ。
清水の猛威は止まらない。73分、縦パスに抜け出した矢島がGK原をかわして0-4。栃木は堰が切れたように5分間で3失点した。しかし清水のワンサイドにはならなかった。75分、左から永井が低い弾丸シュートを放ち、GKが弾いたボールに吉田が反応。そのこぼれ球を只木が左足で突き刺し1-4。80分には左サイドで只木が絶妙のヒールパスを永井につなぎ、速いクロスボールに吉田が倒れ込みながらヘディングシュートを決めた。2-4になった時点で栃木は久保田に代えて、左に茅島を起用し、永井は右に移った。「前に出る勢いはまだあった。両サイドのスピードある二人で一気にゴールを狙う作戦」(高橋監督)だった。総攻撃態勢に入った矢先の84分、藤本にやられて2-5。87分には茅島が左からクロス気味のシュートを決めて3-5。88分にはFKをマルキーニョスが頭で3-6。バスケットボールのように、両エンドで得点シーンが繰り返された。清水は3人の交代枠をすべてFWに使い、若手の岡崎や財津を試した。栃木にここまで点を取られるとは思っていなかったのだろう。ロスタイムには、アグレッシブな動きでピッチ上一番目立っていた永井が左からの茅島の鋭いクロスにジャンプして右足で合わせた。
4-6でタイムアップした時、清水サポーターからは、6得点よりも4失点を非難するブーイングが沸き起こった。その反動か、栃木の6失点より4得点への賞賛が試合後のスタジアムを包んだ。オレンジ色のサポーターたちが送り続けた「栃木SC!」のエールがすべてを物語っていた。サッカー王国に住む彼らにも、栃木のチームとサポーターは予想以上の印象を残したに違いない。
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by tsc2007 | 2006-11-09 17:14
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