2006年 12月 06日 ( 1 )
No.190 最終戦も永井!
f0136083_2314891.jpg 鮮やかな決勝ゴールだった。86分、左サイドをドリブルで上がった茅島がファーサイドに入れたクロスボールに、走り込んだ永井が頭で合わせた。今季最終戦の三菱水島戦。ホームの栃木県グリーンスタジアムで、声援を送り続け、あるいは固唾を飲んで栃木SCを見守った3200人以上の地元ファンを彼らは裏切らなかった。後半投入の茅島と永井で結果を出したことも成果だったが、高橋監督がこの4年間でたどり着きつつあった理想のサイド攻撃が結実した瞬間でもあった。だから、一段価値の高い勝利だったのだ。
  栃木は、横山と照井のストッパーに右・遠藤、左・高野のサイドバックを張らせた4バック。ボランチは堀田と種倉。中盤サイドは右に久保田、左に只木、トップ下に西川、1トップが吉田賢太郎の4・5・1。西川は活発に前に挑むので2トップと見てもよかった。三菱は16位ながら能力の高い選手をそろえ、右の菅、左の川口の仕掛けと前線の松岡、高松に渡辺が絡んだ攻撃は危険で、ホームの栃木はなかなかペースを握れなかった。こういう時は失点を食らわないことが第一。栃木は天皇杯を経て備わった守備意識の高さが随所に見られた。そのひとつは9分、左サイドで高野がオーバーラップした裏のスペースを突かれたシーン。菅のドリブル突進を高野が必死に追い種倉がカバーし、2人でボールを奪い返した。ここでクロスを許さないことが大事だ。栃木の集中した守備に三菱の攻撃も30分ごろ息切れした。
  0-0で迎えた後半、栃木は久保田のシュートがゴールポストを直撃。これが両軍の攻撃意欲に火をつけた。58分、59分と三菱が右クロスから決定的チャンスを作った。60分、西川に代わり左サイドに入った永井が、3分後にはアグレッシブドリブルから切れ込んでシュート。ピッチが俄然、永井サイドで沸騰し始めた。69分、久保田に代え茅島を左サイドに投入し、永井が右サイドに回った。攻撃陣形は整った。73分には茅島のクロスボールから永井がシュートするシーンがあり、期待感が高まった。そして86分、高野から好パスを受けた茅島が右を見ながら侵入。三菱DF陣は佐野や只木を見なければならず、茅島をフリーにした。美しい放物線のクロスボールが茅島の左足から繰り出された。
  ヘディングしたボールがゴールネットに吸い込まれるのを確かめてから、永井は右人差し指を突き上げながらサポーターの前に走った。一度大きくジャンプしガッツポーズした永井を茅島や只木や堀田、高野、横山、みんなが抱きしめ、歓喜の輪になった。「ウチには茅島、永井の切り札がいる。後半勝負に出て、結果的にその二人が点を取った」(高橋監督)。ハラハラさせながらも、残りわずかのところでの決勝ゴールにより1-0の勝利。一番いい形で最終戦の幕は閉じられた。
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by tsc2007 | 2006-12-06 23:01
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