2006年 12月 12日 ( 1 )
No.192 何事も前向きに
f0136083_22583326.jpg 栃木SCは12月9日、栃木県グリーンスタジアムで、全国高校サッカー選手権に県代表として出場する真岡高校と練習試合をした。元栃木SC主将の真岡高・菊地隆之監督が、初戦の相手の滋賀県・野洲高(昨年優勝)を仮想したトレーニングマッチを高橋監督に申し入れて設定された。後半、真岡高に先制されたが直後に速攻から金子が取り返し、終了間際に再び金子が貫禄のシュートを決めて2-1で勝った。「真岡高はいい守備をしていた。4・7・8番のラインは強烈だ。インターハイ3位は本物。期待できるんじゃないか」(高橋監督)。栃木は、リーグ戦終盤に出番がなかった石川や中川が元気にプレーした。
  これで今シーズンのピッチ上での活動はすべて終了し、約1か月のオフに入った。クラブがJリーグ準加盟を目指す中、スタッフも選手も、これまでとは違った心境でのオフになるだろう。こういう時の基本は「何事も前向きに考える」ということだ。只木のように「栃木をJ2に上げて引退」と明確な信念を持つ選手もいるが、多くは不安を持っているだろう。選手たちにはチャレンジすることを期待する。サッカーをやっていて、Jリーグに手が届くところまで来て、いざ勝負という時に背を向けてしまうのはもったいない。葛藤や確執を伴って来季戦力構想は近く固まると思うが、期待を持って見守りたい。
クラブも、資金や人材の不足を嘆くことなく、J2昇格という揺るぎない座標軸を据えて上昇カーブを描いてもらいたい。栃木SCそのものの命運がかかる来シーズンであると共に、私たち栃木県民が今後、大人も子供も夢を持って人生を生きられるかどうかが決まるかもしれない、高揚感に包まれた一年になるといいと思う。もちろん、来シーズンがダメでも次がある。熱く、しぶとく、前向きに行きたい。どこかのチームを誘致するのでも、企業PRチームでもない、正真正銘・生粋の地元チームなのだ。JFL参戦も栃木県スポーツ界にとってビッグなことだったし、7年間戦い続けたことはさらに尊い。このことに、私たちはもっと自信と誇りを持つべきだ。次は、幸せを感じられるふるさと栃木にするために「クラブの奮闘と県民の後押し」という連係プレーが実現することを祈りたい。
  練習試合を見届けて、私自身も栃木SC取材はオフになった。その夜、東京の日本武道館でエリック・クラプトンのコンサートを聴いた。週末はほとんど一年間、サッカー漬けだったので、忘れていた何かを思い出したような、清新な気持ちになった。その歌とギターに心を揺さぶられながら、「生きていればいいこともあるんだよなぁ」と、こみ上げるものを抑えられなかった。
  さて次回は、お待たせ「栃木SCふぁん! 2006年新人賞」の発表!
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by tsc2007 | 2006-12-12 22:58
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