2007年 03月 29日 ( 1 )
No.201 硬くなり過ぎている
f0136083_20555532.jpg  引き分けに終わったジェフリザーブズ戦では、監督も選手も一様に「試合の入り方が悪かった」という表現で反省していた。のっけから押し込まれて、開始4分には失点したことを考えればもっともなのだが、私はむしろジェフの戦い方に面食らった。彼らにはアウェーの意識がなかった。私のようなオジサンの頭にしみついている「アウェー戦の入り方」を無視した入り方だった。Jリーグ経験者の多い栃木にとっては「何だ、こいつらは!」という感覚だったと思う。ジェフにとってはアウェーで勝ち点1を取ったのだから、この試合に限って言えば、してやったりだったろう。いろんな相手がいて、常識や定石が通じないこともあり、それでもしっかり対応しなければならないと栃木が肝に銘じることができたとすれば、失った勝ち点2は無駄にはならない。
  相手がどうのと言うより、今は自分たちのことを見つめる時だ。私には、J2昇格請負人としてJリーグからやってきた選手たちが力み過ぎているように感じる。山下は開幕ゴールしたし、さすがというシュートが2試合で3~4本はあったが、まだ実力の半分だろう。横山聡も小林も動きはいいが、かみ合わせがうまくいっていない。DFラインの谷池は、地をはうようなJ級のロングパスを公式戦ではまだ見せていない。以前から在籍の元Jリーガー吉田賢太郎や西川のパフォーマンスがいいだけに、新戦力への期待は余計にふくらむ。
  アグレッシブな横山聡はいつ初ゴールが生まれても不思議でない。ジェフ戦27分のDFライン裏に抜けたシーン。ゴール左からシュート態勢の横山にDFが追いつきそうになったので、GKは基本通りニアサイドを防ぎに入った。横山はファー側を選択し左足シュート。普通ならほぼ100%決まるところだったが、ニアに寄るのが遅れたGKの残り足に引っかかってしまった。JレベルのGKならニアポストに触るくらいの位置に素早くポジショニングするので、逆にファー側のシュートは入っていた可能性が高い。今回の掲載写真は、その瞬間をとらえたものだが、GKのナイスセーブというより、GKの「ラッキーな残り足」と見る。結果は出ていないが、紙一重の部分もあるのだ。横山はジェフ戦終了後、「自分がレギュラーだなんて思っていません。毎試合毎試合がレギュラー争い。それはチームとしていいことですよ」と言った。
  優勝。J2昇格。注目。責任。見えないプレッシャーがのしかかっているのだろうか。高橋監督は「山下や横山は点を取りたい気持ちが強過ぎる」と心配している。確かに硬くなり過ぎている。「勝ちにこだわれ」と言いながら矛盾して悪いけど、プロ選手たちにはもっと楽しそうにサッカーをやってほしいと感じている。硬さが取れた時、彼らの本領がピッチで花開くはずだし、アマ選手を引っ張ると思う。開幕戦よりもジェフ戦の方が形はできていた。季節は春本番。栃木SCのサッカーもそろそろ本番といきたい。
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by tsc2007 | 2007-03-29 20:56
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