2007年 04月 22日 ( 1 )
No.206 上位との連戦が始まる
f0136083_2254247.jpg  開幕6戦目で単独首位に立った栃木SC。FC岐阜との得失点差で、まだリーグ戦序盤とはいえ、一番というのはやっぱり気持ちいいものだ。このまま先頭をキープできるとは限らないので、ぬか喜びは禁物だが、厳しかったソニー仙台戦をモノにしたことで、心配していたプロ・アマ混合軍団もこれで戦える態勢になってきたな、と感じている。開幕から一戦一戦、少しずつ良くなっている。これまでは、プロ契約選手は「アマに負けられない」、アマチュア選手は「プロに負けないプレーを」といった、ちょっとした対抗意識があったように見えたが、もうそんなことを言っている時期は過ぎて、チームがひとつになってきた。「一枚岩」の合い言葉が浸透してきたのだろうか。
  栃木にとって幸いなのは6戦までの相手が下位チームだったことだ。昨季を上位で終えた産物ではあるが、イマイチしっくりきていなかった序盤戦に強敵と当たらなくて良かった。この間にジェフリザーブズと引き分けた以外は取りこぼしもなく順調だった。そしていよいよ上位陣との連戦に突入する。次節のアローズ北陸に始まり、FC岐阜、横河武蔵野、ロッソ熊本、YKK AP、佐川急便、ホンダと続く。私は開幕前に、横河武蔵野からの5連戦を「5月決戦」と称してリーグ戦のヤマ場と言っていたが、岐阜が予想以上のスタートダッシュを見せたし、アローズ北陸はやっぱり強いので、「ヤマ場の7連戦」に修正しようと思い直している。
強行日程となるゴールデンウイークにホームゲームが多いことは栃木にプラス。5月3日のアウェー戦は比較的近い東京・武蔵野市だ。地の利も生かして、この7連戦を4勝2分け1敗くらいで乗り切りたい。何と言っても強みは6試合1失点の堅守。攻撃陣は毎試合得点を続けており、チームのリズムはいい。アローズ北陸戦では、堀田のJFL連続フル出場新記録(80試合)が達成されそうで、首位キープと7連戦に弾みをつける大きなプラス材料になる。
ロッソ熊本の連敗にはびっくりしたが、最終的には優勝争いのライバル一番手になるチーム。7連戦の中間点となる足利での決戦は、何が何でも勝っておきたい。そこで、当コラムからチームに贈る言葉を……。肥後熊本で晩年を過ごした宮本武蔵の著書「五輪書」にある一節だ。大分(だいぶん)=組織、一分(いちぶん)=一対一ともに「敵のながれをわきまへ」「人のつよきよわき所を見つけ」「其の間の拍子をよくしりて、先(せん)をしかくる所肝要なり」。そして「我太刀、人にあたる程の時は、人の太刀も我にあたらんと思ふべし。人を打たんとすれば、我身を忘るる物なり」。熊本の選手たちは武蔵の心を学んでいるに違いない。勝利のためにはリスクを負ってでも点を取りに来るだろう。さてその時、われらが栃木の大分・一分の兵法や、いかに…。
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by tsc2007 | 2007-04-22 22:54
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