2007年 06月 26日 ( 1 )
No.224 柱谷幸一・新監督が就任
f0136083_18405226.jpg  柱谷幸一さんのことをここで詳しく述べる必要はあるまい。Jリーグでは浦和と柏でプレーした元日本代表FW。J2山形と京都で監督を務め、京都をJ1昇格に導いた。私は柱谷さんがいた浦和の試合を取材したことがあり、そのアグレッシブな動きを記憶している。6月19日の高橋監督辞任直後に新監督として名前が挙がってびっくりしたが、6月24日の就任発表記者会見でご本人を前にして「よくぞ栃木に来てくれたなぁ」と感激。「状況は厳しく、決して簡単な仕事ではないが、シーズンが終わった段階で4位以内・J2昇格できるように頑張りたい」と語るのを聞いて、栃木SC変革の予感を持った。
  「Jクラブで指揮を執りたい気持ちがあったので、栃木からオファーをもらった時には正直悩みました」と隠さずに打ち明け、「フロントのJに入りたい、力を貸してという言葉に胸を打たれた」と、JFLながら開幕戦1万2000人以上、常時3000人近い観客が集まる栃木の魅力をイタリア語のプロビンチャ(地方、田舎)という言葉を使って表現。「少し田舎だけどサッカーを楽しめる環境が栃木にはある。ぜひその仕事をやっていきたいというのが(監督を引き受けた)大きな理由でした」と言った。
  栃木SCに関しては「チーム戦術は悪くないと思ったが、一対一の場面で勝てていないし、走れていない。フィジカル的なベースになるところが劣っている」との印象だ。「プロとアマが混在しているのをもう少し整理していかないといけない。できるだけ昼間のトレーニングを多くして、まずはコンディションを上げていくことが必要。今の栃木より、どこもいい環境とモチベーションでトレーニングしており、これが差になっている。午後1時キックオフで、夜の練習をしているのは、どう考えてもおかしいですよ」と、まず練習環境を改善していく意向だ。昼の練習で人数がそろわない点は、ユースチームや地元高校生と一緒にやることを提案。「夜の選手(アマ)も、いい選手には力になってもらう」ともつけ加えた。
  柱谷さんは自身の3つの理念「結果を出す」「内容にこだわる」「フェアプレー」も披露した。「この3つを同時に達成できて、初めてサポーターや地元の人に愛されるチームになる」というのが信条だという。後期の戦いでこれを栃木が実践したら、奇跡のような出来事になりそうだ。前期を7位と低迷し、残り17ゲームで4位以内を目指す厳しいリーグ戦。「大事なのは目の前の試合、目の前のトレーニングを100%でやっていくこと。4位以内というよりも、毎日毎日100%、その積み重ねなんです」と強調した。
  そして、「サポーターがたくさんいることが一番大きな力になります。つらくて苦しい時期を一緒に乗り越えて行きましょう。今、支えてくれる人が本当のサポーターだと思っているので、一緒に4位以内を目指して頑張りましょう」と、サポーターや地元ファンへのメッセージで会見を締めくくった。6月26日の昼の練習から現場を仕切り、夜の練習も昼に劣らぬ内容で指導し、選手を見極めて、初采配となる7月1日の沖縄でのFC琉球戦に臨む。
監督が代わるとサッカーが変わる。選手起用や戦い方など、古くからの栃木SCファンにも、チーム史上初のプロフェッショナルS級・柱谷新監督がもたらす変化を見るのが楽しみの一つとなるだろう。
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by tsc2007 | 2007-06-26 18:38
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