2007年 07月 19日 ( 1 )
No.229 どん底からは上昇あるのみ
f0136083_11245618.jpg  柱谷新体制になって、「昼練習の定着」「プロ契約選手増」を柱にした改革が進んだ。勝利という結果が出ていない以上、現場は口に出しづらいと思うが、まだ環境は悪い。グリーンスタジアムでの練習は週1回だし、柱谷監督がせっかく目を付けた選手が仕事を理由に昼練習や試合日に都合がつかなかったり、プロ契約の中にも体調不良や故障を訴える選手がいると聞く。試合終了後、柱谷監督は丁寧に記者たちの質問に答えてくれるのだが、0-1で敗れ、計3戦して1分け2敗となった7月14日のテクノポート福井スタジアムでは嘆き節が多かった。「狙っていることはできているのに退場者やミスが出てはどうしようもない」「前半いくつかあったチャンスを決め切れない弱さ」「チャンスを与えているのに生かせないとダメですねぇ」「前の選手の決定力不足は深刻」「チームの体質の問題」「チームの弱さの部分が出てしまっている」「熊本や岐阜など他のチームの方が体質がタイトですよ」「企業チームは選手のまとまりがあり、環境もいい」「こんなことでは勝ち点は取れないですよ」…
  いろいろ話した流れの中で、私はFWアレモンのことを聞いてみた。柱谷監督が率いた京都でパウリーニョと共に大暴れしJ2優勝・J1復帰に貢献したブラジル人だ。1週間前、リオ・デ・ジャネイロ郊外で交通事故により死亡した報道があったばかり。「あのシーズン(2005年)は選手の三分の一を入れ替えた。厳しい中、ブラジル人の活躍で乗り切れた。チームの体質にも問題はあったと思うけど、それに比べても(栃木の現状は)何十倍も悪いですよ。今いる選手が力を発揮していくしかないけど、決定力に関して言えば外国人の補強も一つの考えでしょう。通訳や生活環境面をきちんとしなければ無理ですが」。雑談とはいえ、当時21歳のアレモンを開花させた指導者の言葉は重い。自嘲気味に言えば、日本代表からJリーグやJFLに至るまで、日本人は本当にシュートを打たない。国民性もあろうが、多くの日本人FWが「頭脳でプレーしているから」だと私は感じている。勘や勢い、反応、本能、感覚、無心といった部分でプレーすることも必要だ。栃木のFWたちも頭が良過ぎる。もっと馬鹿になって相手ゴールを目指したらどうだろうか。FW出身監督に3試合で1点も献上できないのは不甲斐なさ過ぎる。
  これで11試合も勝ちがない。6勝8分け6敗で10位まで後退してしまった。ここを「どん底」と考えたい。もう上がるだけだ。2試合で順位を1つ上げる計算で、あと14試合を戦おう。ゲーム内容そのものは、連勝していた序盤のころより良くなっているのだから。次戦の相手・FC岐阜は調子を落としている。不運続きだった栃木に、やっと運が向く試合となりそうだ。アウェーのナイターだが、とにかくゴールを決めて、12試合ぶりの勝ち点3をもぎ取ってこよう。栃木SCがこのまま負け癖にひたっていたら、楽しかった栃木のサッカーシーンがつまらなくなってしまうゾ!
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by tsc2007 | 2007-07-19 10:48
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