2007年 09月 04日 ( 1 )
No.236 天皇杯出場決定
f0136083_9162995.jpg  栃木トヨタカップ第12回栃木県サッカー選手権大会の決勝戦にJFLスーパーシードの立場で臨んだ栃木SCは、挑戦者・作新学院大を4-1で退けて、10年連続10回目の天皇杯出場を決めた。全国リーグで戦っている栃木SCには、県内に敵はいないから、順当な結果だ。むしろ、J2昇格がかかっているリーグ戦に向けて、戦術確認や連係強化といった側面を持つ試合だった。先発は前週のYKK AP戦と同じメンバー。違うのは、交代枠が5人もあり、11人もベンチ入りできるという、この大会独自のレギュレーション。柱谷監督は「5人枠と知ってびっくりした」そうだ。親善試合や練習試合ではよくあるが公式戦では珍しいからだ。翌週に強豪ホンダ戦を控える指揮官にとって、5人も交代できるのはプラスだった。ベンチに8人入れて、5人枠を全部使った。
  両チームとも4・4・2だが、作新大がトップに1人を残して10人でがっちり守り、栃木がポゼッションして作新大ゴールに迫る予想通りの展開。格下といっても引いた相手を崩すのは難しい。17分、FKからのヘディングシュートで先制を許してしまった。サッカーではよくあるシーン。こういう時は「あわてないことが大切」(上野)。その通り、栃木は攻め続け、32分の右CKの際に上野がエリア内で引っ張られてPKを獲得。上野自身が決めてまず同点。39分には右サイドで高野が起点となり、小林が入れたクロスボールを相手DFがかぶって抜けたところを小原が腹でトラップし右足で蹴り込んだ。前半はやや攻めあぐねた感じもあったが、ミドルも含めてシュートをどんどん放ったし、各選手が丁寧に枠をとらえる意識でシュートを打っていた。
  後半は前半にも増して、サイドバックの攻撃参加とそれに伴うDFラインやボランチ、前線などのコンビネーションを確認する意図が見えた。60分には上野と小林に代えて山下と高安を投入。さらに小原→横山聡、片野→横山寛真、只木→久保田の交代があった。片野は警告累積でホンダ戦出場停止なので「一度(実戦で)合わせておきたかった」(柱谷監督)と、サイドバックの右にノブ、左に修栄を置いた。二人とも得意なポジションだし、盛んにオーバーラップを仕掛けていた。右のワイドに張った高安は「前への突破力があることがわかった」(同)と評価を得た。67分、相手ペナルティエリア右外で、前に仕掛けた高安が倒されてFKを得た。キッカーは米田(めた)。ゴール前で両軍がひしめく。その時、山崎が山下に「空けてやるから後ろで狙って」と耳打ちしたそうだ。米田がキック態勢に入り、選手の一群はゴール側へ。その瞬間、山下は一人ゴールから離れる動きでフリーになり、そこへ米田からグラウンダーのパスがきた。右足ダイレクトでシュートし3点目。「練習でもやっていなかった」(山下)というサインプレーが見事に決まった。67分には聡が久保田のクロスを受けて4点目。サポーターに向かって控え目なゴリ・ダンスを見せてくれた。
  柱谷監督は「5人枠をうまく使えた。ゲーム全体の流れもボールの動かし方も良かったし、FWは一人1点ずつ取って気分的な部分で良かったのではないか。やりたいことや試したいことがゲームで出せた」と、運命のホンダ戦に向けて好感触だった。
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by tsc2007 | 2007-09-04 09:17
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