2007年 09月 25日 ( 1 )
栃木SCふぁん!No.239 天皇杯3回戦進出
f0136083_9562451.jpg  第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会に10年連続10回目の出場となった栃木SCは、初戦の2回戦でホームの県グリーンスタジアムに滋賀県代表のFC Mi-OびわこKusatsu(以下「FCミーオ」)を迎えた。ミーオは近江(おうみ)を逆からイタリア語風(「私の」という意味)に呼んだ愛称だそうで、草津市をホームに関西社会人1部に所属し、将来のJリーグ昇格を目指す新興チーム。監督は今季途中までJFLのFC岐阜を指揮した戸塚哲也氏だ。戸塚監督には前期の足利市でリーグ戦初黒星をつけられたので、栃木には密かなリベンジ意識があった。
  双方4・4・2で対峙。4分に小林の右FKを横山聡が頭で合わせて先制した。格上の栃木が余裕のゲーム運びを見せ、左サイドの小林、追い越す片野、絡む米田(めた)と、いい流れで攻撃を組み立てた。センターバックの照井が小林に通すロングパスは相手守備網を揺さぶった。ところが34分、その照井がパスミスし、最も警戒していたFW冨田に奪われ、ドリブルで持ち込まれて同点シュートを浴びてしまった。「雰囲気にのまれて硬かったが同点にしてからは持ち味が出せた」と戸塚監督が振り返ったように、FCミーオにとっては大きな1点。格上相手にアウェーで同点にした彼らは、徐々に自信に満ちてきた。バックラインを高く保って中盤をコンパクトにし、攻守にわたって味方との距離を密にする堂々の戦いぶりだ。先発平均24・1歳と若い彼らにとって「戦える」という自信は戦術以上の力になった。
  後半も栃木は攻めあぐねたので、59分に22歳・深澤を投入した。柱谷SCになってからのニュースーパーサブは、いきなり左サイドを突破して、一気に栃木ペースに引き戻した。3分後、上野がヘッドでつないだボールを深澤がクロス。中で横山聡が冷静に左足でシュートを決めた。この日2回ゴリ・ダンスを披露したサトシは「得点を決めることだけを考えていた」と、最高の結果に安堵の表情。アシストの深澤は「点に絡めたが、一対一で何回も引っかかってピンチになった。一日一日が勝負」といつも通り反省の表情だったが、86分に相手DFを前にしてゴール枠に放った強烈な低弾道シュートは可能性を感じさせた。その後、FCミーオは4本のきわどいシュートを放って元気のいいところを見せたが2-1で終了。戸塚監督に勝った栃木が3回戦進出を決めた。
  試合後の記者会見で柱谷監督は「最後はすごくスリリングな展開になってしまって…」と苦笑い。「同点になってからは相手も集中が高まって難しいゲームになった。幸次(深澤)がらみで点が取れて、うまくはまった感じ」と作戦的中だ。「照井があんなにうまいとは思わなかった」と序盤の好プレーに触れた後、「ミスは起きるものなので、その後が大事」と、信頼を寄せるストッパーに自信を持つよう促した。3回戦の相手はJ2のアビスパ福岡(10月7日・博多)。1週間前にヴェルディ戦を見た限りでは、栃木がまったく歯がたたない相手ではなかった。2年連続でJ2を撃破するのも夢ではないと思う。もちろん今シーズンは、天皇杯よりJFLリーグ戦の方が大事なのだが、公式戦でJのチームに勝つことは、Jリーグ準加盟の栃木SCの将来に向けて、必ずやプラスに作用する。
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by tsc2007 | 2007-09-25 09:57
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