2007年 11月 06日 ( 1 )
栃木SCふぁん!No.246 鳥取戦2-2
f0136083_12195281.jpg  11月に入ると今シーズンも終わりに近付いたな…と実感する。J2を目指して戦った初めてのシーズン。チームは大きく変わった。プロ選手が誕生し、プロ監督を招へいし、夜から昼の練習に移行した。選手を取り巻く環境はずいぶん改善されたようだ。フロントが形になり、取材メディアも一気に増えた。観客の多さや熱狂的サポーターはJ2並みだ。ひとつ足りなかったのは「勝ち点」だった。ガイナーレ鳥取と対戦した後期第13節は、前半の2点リードを守り切れずに2-2で引き分けた。勝ち点2を失い、残り4試合を全勝しても勝ち点55止まり。絶体絶命だ。数字の可能性にしがみつくより、かけがいのない残り一試合一試合を大事に戦うことこそが、のちのちプラスに作用するだろう。
  鳥取戦の前半は良かった。プレス意識が高く、パスのタイミングも速かったので、ポゼッションは高まりチャンスの形が多かった。5分に左CKをファーで米田(めた)が折り返し、ゴール正面の横山聡が頭でたたき込んだ。ホームゲームの先制点で県総合の競技場は爆発的に盛り上がった。15分には中盤から右前線につないだボールを米田が高安に渡し、グラウンダー気味のクロスをニアで再びサトシが右足で合わせてゴール天井を突き上げた。楽勝ムードとなったが、2-0で折り返す危うさをチームも当然わかっていて、ハーフタイムには「次の1点を相手が取ると難しくなるので先に1点取ろう」(柱谷監督)と申し合わせた。
  その通り、後半も序盤は栃木のペースが続いた。サトシや小林のシュートが惜しかった。60分には久保田が低い弾道の右足ミドルを見舞ったが鳥取GK井上がダイビングキャッチした。この好セーブのあたりから鳥取が攻撃の勢いを増した。後半から2人を代えて4バックを3バック気味にしていた。引き分けでもJ2昇格の可能性が消える鳥取は、捨て身で3点を取りに来た。それは十分わかっていたはずなのだが…。62分、栃木ゴール正面に入ったボールは扱いにくいバウンドだった。GK原がダッシュ。詰めてきた鳥取MF堀池との間を谷池がカバーしようとしたが、堀池が一瞬早く左足インサイドで浮かせて原の頭を越した。これが、今シーズンの栃木の息の根を止める象徴的ゴールとなった。なぜなら、これで2-1となり、危険マニュアル通り、終了直前に同点ゴールを許してしまったからだ。
  試合後、柱谷監督は「やろうとしているサッカーは見てもらえたと思う。もうちょっとのところ、流れを左右するところで、できない部分があった。もう少し一人一人が上げていければ、いいゲームができる。ほんとにもう少しなんです」と残念無念の表情だった。確かに前半は「ワクワクするようなゲーム運び」(柱谷監督)だった。これを後半も続けられるかどうか。ポゼッション、コントロール、カウンターアタック、アラートなDFライン。そういったところができれば、この日のような苦汁をなめることはないのだが、柱谷監督は「もうちょっとですね」を繰り返した。その「もうちょっと」のところを解決する手がかりを残り4試合で見つけたい。同時に、選手にとってはサバイバルがかかった真剣勝負の場にしてほしい。その結果、残り4戦を全勝すれば、来季につながる終わり方にはなる。
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by tsc2007 | 2007-11-06 12:24
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