2007年 11月 12日 ( 1 )
栃木SCふぁん!No.247 守備バランスが効いた
f0136083_18213465.jpg  後期第14節のジェフリザーブズ戦はFW横山聡の2ゴールで2-0と快勝し、4位以内の可能性を残した。あと3試合で奇跡が起きることを願いながら、アウェー戦勝利を振り返りたい。先発の中では、高野ではなく片野が右サイドバックに入ったのが目を引いた。上野とサトシを2トップにした4・4・2。ジェフも同じ布陣だが、平均年齢が栃木の27・4歳に対して21・5歳ととびきり若いチーム。体力面でやや劣勢の栃木は、精神面や経験値で明らかに上回っており、そのあたりがそのまま試合にも表れていた。
  開始5分を押し込んでいた栃木だったが、ジェフに盛り返されて、8分から20分までに4本の危ないシュートを許した。ただ、チャンスの数は栃木の方が多く、25分ごろに雨が強くなってからは栃木の時間帯になった。右の高安やボランチ久保田がよく前線にからみ、FKやCKを得て得点機をつくった。シュート数は前半2本(公式記録)だったが、セットプレーやクロスボールにサトシや上野が走り込んで、あとわずかというシーンが数回あった。42分、久保田が右CKをゴール前に入れた。サトシが合わせ、クロスバーに当たってバウンドしたボールがゴールマウスへ。ジェフGK瀧本が左手でかき出したが、副審はゴールインを判定した。ボールは微妙な位置だったが、もしラインを割っていなくても、シュートに行った片野がDF高田に後ろからユニホームを引っ張られて倒されていたので、審判がちゃんと見ていればPK獲得にはなっていただろう。
  後半早々、バックパスをGKが手で取って栃木に間接FK。PKより近い約8メートルの距離から、久保田が人の壁の上を狙ったがバーをかすめた。栃木は相手ボールの時の守備バランスが良かったから、後半はゲームをコントロールできた。このまま終わっても十分だったが、62分にサトシのバイシクルシュートが決まり追加点。左サイドを抜けた上野がゴールライン際から入れた優しいクロスにサトシが宙を舞った。ジェフは3バックにして反撃に出た。残り30分での2点差は、前節の苦い鳥取戦と同じだが、内容は違った。「前からのプレスとしっかりブロックするところの使い分けはうまくできて、全体的なバランスは良かった」(柱谷監督)。DFラインとボランチの間を突かれて同点にされた鳥取戦の反省を生かしたゲーム運びだった。
  バランスの中にも、高安のスピードやサトシのアグレッシブさといったアクセントがあって、現時点で柱谷監督がやろうとしているサッカーに近付いた内容ではなかっただろうか。終盤にジェフが3トップにしたがDF4人でしっかりと対応するよう指示。右サイドには只木、終了間際には左に深澤を入れて「相手のワイドを見させて守備の安定を図った」(柱谷監督)と、采配も筋道立っていた。89分に3枚目のカード(山下)を切って幕引きをしたあたりは、アウェーの岐阜戦(2-0勝利)と似たイメージだった。7月21日の後期第4節、11試合勝ちなしだった泥沼の中で光が差したあの試合。その戦いを続けられれば、今ごろ勝ち点53の5位くらいにいて、4位以内が至近距離だったはずなのだ。残り3試合でよりレベルアップし、J2に昇格できるくらいの力はあるチームだということを地元ファンに見せてほしい。
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by tsc2007 | 2007-11-12 18:22
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